稽古内容

第五章 基本稽古

  • 江上空手道を歩むために必要な体と心を作る稽古です。
  • 腰の強化と安定を始め、全ての稽古に共通する要素(=絶対基本)を取り出して、じっくりと稽古します。見た目はシンプルですが、とても内容が濃く、実になる稽古です。
  • 江上空手道は、奥行きの深い空手道です。稽古を進めるほど、その深さを感じることができます。基本稽古はその原点であり、稽古人が道半ばで迷ったときに立ち戻るための道標となる存在です。

一 軸回し

  • 軸に特化した稽古で、体を軸に一致させ、上半身と下半身を一緒に動かす感覚を磨きます。
  • 軸を中心にして左右に回転します。両手を相手に握ってもらい、回転します。軸を中心に回転すれば相手を動かすことができます。軸がしっかりしていないと自分の正面を捉えることはできません。自分の正面を捉えることができなければ、相手の正面を捉えることもできません。


二 おしくら

  • 相手と手のひらを合わせてお互い騎馬立になります。
  • 自己の実在を伝え合う稽古です。相手を押し倒すとか、相手を受け入れるのではなく、素直に自己の実在を表現し合うことに集中します。
  • 上半身と下半身のつながりを良くし、腰を安定させます。
  • 騎馬立以外に、四股立や前屈立等でも行います。

江上茂先生の書『誠』

江上茂先生の書 『誠』