第九章 「体」のための「心」 落とす・開く・前へ
第一節 落とす
- 「落とす」とは、気持ちを鎮めて、全身の力みを失くし、念いと体の重みを足裏からまっすぐ下に落とすよう集中する行為です。
- 集中と緊張は異なります。集中からは自然な動きが生まれます。
- 気持ちを鎮める際、内に篭らないように注意します。しっかりと自分の実在を主張し続けるよう心掛けます。
- 念いは、足裏から床を突き抜けて、更に地面深くまで落とすよう意識します。
- 落ち方は、集中の度合いによって異なります。正しく稽古を続けることで、より深く、大きく、落とせるようになります。
- 組手では、より落ちている方が相手に自分の実在を伝えることができます。例えば、下段払いの組手にて、払う側が突く側よりも落ちていた場合、突きを払う(実在を伝える)ことができます。しかし、突く側の方が落ちていた場合、払う側は払えず、突かれてしまいます。
- 地面より深く落ちた状態で組手をした場合、相手は腰から落ち、地面にめり込むように感じます。
- 組手中に落とす程度は、より落とせる側が相手に合わせて調整するよう心掛けます。落とせる側は相手の落とす限界を感じ取り、自身が落とす程度を同じくらいか、それよりも若干深いくらいに調整します。相手の限界よりも深く落としてしまうと、相手は動くことができず、相手の稽古にならないからです。
- 落とす限界は、更に落とすよう心掛けて正しく稽古を続けることで、より深くなります。
第二節 開く
- 「開く」とは、念いを大きく広げる行為と考えています。詳細については今後の稽古で解明していく予定です。
第三節 前へ
- 「前へ」とは、念いを前方遠くへ出す行為と考えています。詳細については今後の稽古で解明していく予定です。

